救世主現る!?
「病は気から」とはよく言ったものだ。
痛かったり焦ったりクヨクヨしたり。
8月は酷かった。
なかなか改善しないこの右脚を恨めしく思い、ネガティブを極めた。
そして10年振りくらいだろうか、風邪をひいたり食あたりをおこしたり。
4科合わせて計6回病院にお世話になってしまった。
まさに踏んだり蹴ったりだ。
1年後はどうなっているんだろう・・・
コレクションしているハイヒールを履けているのだろうか・・・
さて気を取り直し
こんにちは リ・ハビリスです!
前回、遂に手にした紹介状を持ち、町の整形外科を訪ねた。
そしてそこで更にまた新たな紹介状を受け取り、高いレベルの脳神経内科を持つ総合病院の門を叩く事になった。
そしてそして、いよいよ
2022年6月1日 ワクチン接種から60日目 退院から30日目
夫に付き添われて新たな総合病院に向かった。
まず受け付けで手続きを済ませると「総合内科」に案内された。
ん?総合内科??
確か脳神経内科に宛てて紹介状を作ってもらったはずだが…
どうやらこの病院では、初診の際にはまず「総合内科」を受診し、そこから医師が適した科に振り分けていく仕組みらしい。
それがコロナ関連に限ってのシステムなのかは不明だが。
ふ~ん
にしても、世の中にはこんなに調子の悪い人がいるのかとビックリするくらいの人、人、人。
また今日も相当待たされるんだろうなぁ。
予約をしてあっても平気で1時間2時間と待たされる。
何とかならないものなのか…誰か賢者がうまい仕組みを考え出してはくれないだろうか…
長椅子に座り、2枚綴りで裏表にぎっしりと設問がある問診票を書き始める。
そして500mlのペットボトルの2本目を口にした頃、ようやく呼ばれた。
10:00の予約が結局もう12:00だ。
診察室に入ると、とても若い男性の医師が座っていた。
先月入院した総合病院から受け取った画像データと併せて、これまでの経過を自分で昨夜まとめた用紙を数枚、先に受け付けに渡してあった為、それらを確認しながら診察が始まった。
そして先の病院のドクター達と同じく、膝や足首、肘をトンカチみたいな道具でトントン叩いたり、靴下を脱いで足裏に触れたり膝下に触れて感覚があるかを確認したり、つま先やかかとを上げたり歩かされたり。
その間若い医師の向こうには、その先輩らしき女性の医師が仁王立ちでずっと見守っている。
そして更にその上司なのか先輩なのか、ベテランの男性医師も時々チラチラと顔をのぞかせる。
何度かルーキー先生はその2人の元に行き、指示を仰いでいる様だった。
数分かけて定石通りの診察を終えた後、今度はベテラン医師が現れ診察が始まった。
診察台に横になり、股関節の可動域の確認が始まると、後はベテラン医師に交代し、ルーキー先生は2番手に回った。
診察を終えしばらくの沈黙の後、
ベテラン医師が口を開く。
「実は…あなたと同じ症状の方が2名、うちの病院に回って来ました。
その方達も、ワクチンを接種した後から歩行障害が出ています。
しかし、原因不明。検査をしても解らない。
ファイザー製薬に伝えましたが、認めてもらえない。
なので、どんなものでも証拠を一生懸命探しています。
ワクチンとの因果関係を証明できるものを、なんとか見つけ出そうと、一生懸命探しています。
病院はなかなかワクチンのせいだとは言いません。
結局原因が解らないから治療が出来ない。
現状、どの医者も踏み出せない。
しかし、ここの神経内科は、解らないからとそこで終わりにはしない。
更に踏み込んで゛治療”をします。
リハビリではなく、治療をします!」
涙が出そうだった。
ベテラン医師は脳神経内科に内線を回すと、一人のドクターを指名し話しをしていた。
有難い。
ここに来て良かった。本当に良かった。
私は「治った」を確信していた。